サワディーカップ!バンコク猫です。
タイに住んでいて、タイ語を勉強している方が多いと思います。ただし、一生懸命タイ語を話してるのに全く伝わらない経験は誰でもあると思います。学校で2時間をかけてようやく覚えた言葉を自信満々に使うと、タイ人に「アライナ?」(何?)って一言で沈没してしまうんです。
今回は初心者の方々にどうやってタイ語をより易く伝わる方法をご紹介したいと思います。
私自身もタイ語がそんなに上手くないんで、偉そうに云々すべきことじゃないですが、タイ語のルールや仕組みなど一生懸命覚える辛さ、我々外国人が一番分かるんじゃないですか。なので、このブログや動画をご覧になってる方に確実に役に立てると思います。
そもそも、なぜ我々のタイ語が通じないのか?4つの理由を挙げてみました。
1、5つの声調を気にしない。
2、母音が複雑すぎる
3、末子音の発音がおかしい
4、有気音と無気音を混同する。
この四つの問題点を全部クリアしたら、間違いなくタイ語の発音が上手くなります。特に4つ目の有気音と無気音を正しく発音できれば、伝わる確率がかなり高くなるので、今回はこれについて話したいと思います。
タイ語は我々外国人にとって最も難しい部分は主に二つ、文字と発音です。初心者の方はいきなりタイ文字から覚えることは少ないと思います。
タイ文字が難しいため、我々外国人が一番最初に目にしたのはこの「タイ文字ローマ字表記」になります。文字通り、「タイ文字ローマ字表記」と言うのはタイ語の文字をアルファベット化にして、インターナショナルの場合に使うか外国人に読みやすいために作られたものです。中国語のピンイン、日本語のローマ字のようなものです。
タイの日常生活もよく道路の標識とか、BTSや地下鉄などの駅名とか、レストランのメニューとか全部ローマ字がついているのでわかりやすいです。
ここが問題です!タイ語のローマ字表記は我々一番慣れている英語の綴方ではなく、ラテン語系の綴方に基づいてるので、子音の有気音と無気音の表記が全然違います!
それでは、それぞれ説明させていただきます。
1、K と Kh
例えば、鶏の「Kai」と卵の「Khai」ですね。外国人がよく間違えるパターンです。
実はKと書いてる単語が無気音のため、Gの発音をする。有気音のKはKhと書きます。
だから「Kaiカイ」とかいて、発音は「Gai ガイ」です。
ご飯を食べるKin Khao は キンカオじゃなくてギンカオです。
サメット島Ko Samet は コーサメットじゃなくてゴーサメットです。
Krabiは クラビーじゃなくてグラビーです。
Ekkamaiは エカマイではなく エガマイです。
ソンクラーンSongkranは ソングラーンです。
本当に有気音と無気音の違いが重要なので、多少声調が間違えても、正しく有気音と無気音を出せば80%以上タイ人に伝わるので、是非覚えといてください。本当大事です。
考えてみてください。もしガッキーがカッキーになったら、誰だよ
2、P と Ph
これもまた無気音と有気音の区別です。
Pと書いて無気音のため、Bのような発音をします。Phは有気音の ピーを発音します。
これも大事です。Pの文字を見た瞬間ガッツリPを発音すると大間違いです。100%通じません。
例えば、どこへ行くタイ語「Pai Nai」、発音はパイないじゃなくてバイナイです。
年「Pi」はピーじゃなくてビーです。
魚「Plaa」はプラーじゃなくてブラーです。
Mai Pen Rai はマイペンライじゃなくて「マイベンライ」です。
チェンマイの有名観光地「Pai」 はパーイではなく、バーイです。
ただし、タイ語ローマ字表記にBと書いてる単語もあります。
例えば、Baan(家)、Bin(飛ぶ)、Bok(話す)これらはPと書いてるBの発音の違いはなんでしょうか。
まあ多少な違いがあります。区別できない方はいい方法を教えましょう。それは、諦めてください。取りあえず全部無気音のBの発音にしたらなんとか通じるので。
Phと書いてる単語の時だけガッツリ有気音のピーを発音すれば良いです。
それでは練習しましょう。これをタイ語発音ルールで読んでみましょう。
Oppai。
3、T と Th
さっきのPと同じ、Tと書いて無気音になりますので、Dを発音します。
例えば、タイ定番料理Somtam、これをソムタムって言ったら結構「荒いな」になってしまう可能性が高いので、正しく「ソムダム」の発音を練習しましょう。
旅行者大人気のTom Yam Kung、トムヤムクンではなくドムヤムグンですね。
Taksinはダクシンです。
Taiwanはタイ語でダイワンになります。
Taopunという駅です。正しい読み方は「ダオブン」です。
Thは普通のTの発音です。Thailandですね。
Dに表記する子音、DeeとかDaiもDに発音します。DとT、両者ともむ気温になります。DoとToが区別できない方は、諦めてください。全部Dを発音すればいいです。Thだけ有気音のため、ガッツリTを発音します。
4、Ch と Ch
これ一番難しいですね。タイ語の子音は「Ch」に表記されているのは、全部で4つがあります。「จ ฉ ช ฌ」、「จ」だけ無気音で、これら「ฉ ช ฌ」は全部有気音のチョーです。
つまりは無気音の「จ」と有気音の「ฉ ช ฌ」は公式では全部「Ch」になってます。
一番分かりやすいケースは皆さん熟知してる駅「Chatuchak」駅。チャトゥチャックと読んでる方が多いと思いますが、一番近い発音は「ZatuZak ザトゥザック」です。
他には、タイ語の「本当に」は(Ching Ching)と書いてますが、ジンジンと読みます。
つまり、この「จ Ch」の文字だけ「Z 」か「J 」のような無気音の発音をします。また、私の「Chan」、ここは有気音の「ฉ」なので、チャンになります。つまり、
他のタイ文字「Ch」と書いてるのは全部「Ch チ」の有気音の発音をします。
それでは練習しましょう。
Chan Chop Pai Kanchanaburi。
チャン チョープ バイ ガンザナブリー。
まとめ
今日は主にタイ文字が読めない方にタイ語ローマ字表記の正しい読み方についてご紹介させていだだきました。ちょっと補足しますが、先ほども言ったように、公式タイローマ字表記はあくまでも外国人に読みやすいため作られているものですので、タイ人が義務教育として勉強するものではありません。ですので、例えばローマ字でタイ人の女の子とラインチャットする時に、結構それぞれいろんな書き方が出てくると思います。例えば有気音のPh(Phrom Phong) P(PromPong)に書いたり、母音の「i」(di chan)を「ee」(dee chan)に書いたり、「ai」(Huai Khwang)を「ay」(Huay Khwang)に書いたり、U【Mu】をOO【Moo】に書いたり、個人差があります。なので、できるだけタイ文字を早く覚えることを強くお勧めします。
最後に、有気音と無気音を正しく発音すれば大体通じると思いますので、皆さんも機会があればぜひやってみてください。
以上、バンコク猫でした!